救命処置講習とDMATグッズについて

当法人では、下記救命処置(ICLS・BLS)講習の立案、準備(コース認定申請、資機材準備、指導者確保)、当日運営、認定コース受講証発行をトータルでお手伝いいたします。また個人での講習受講や指導者認定についてのご相談も随時受け付けております。(詳細につきましては、メールでお問い合わせください、)


またDMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)隊員やサポーターの方に役立つグッズも提案しております。ご購入される方は(株)Forward (https://forward-inc.jimdofree.com/)よりお願いいたします。

ICLS(Immediate Cardiac Life Support:二次救命処置)講習とは:

ICLS (Immediate Cardiac Life Support)コースは、緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としている医療従事者のための日本救急医学会認定の蘇生トレーニングコース(二次救命処置コース)です。本コースは救急科専門医取得の必須講習となっておりますが、2021年より卒後臨床研修機構(JCEP)は初期研修医の方に対して、二次救命処置コースの受講並びに一次救命処置指導の実績を求めており、初期臨床研修医の先生方には研修期間中の受講を強く推奨します。また病院内での急変対応を有効に実施するためには、チーム医療として医師・看護師・パラメディカルの連携が必須です。本講習は実技実習を中心としたコースです。受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。身につける行動の目標は以下の通りです。(JRC蘇生ガイドライン2020に準拠しています)

(行動目標)

・蘇生を始める必要性を判断でき、行動に移すことができる

・BLS(一次救命処置)に習熟する

・AED(自動体外式除細動器)を安全に操作できる

・心停止時の4つの心電図波形を評価・判断できる

・電気ショックの適応を判断できる

・電気ショックを安全かつ確実に行なうことができる

・状況と自分の技能に応じた気道管理法を選択し実施できる

・気道が確実に確保できているかどうかを判断できる

・状況に応じて適切な薬剤を適切な方法で投与できる

・治療可能な心停止の原因を知り、原因検索を行動に移すことができる

BLS(Basic Life Support:一次救命処置)講習とは:

一次救命処置とは心停止傷病者に対し,早期心停止の認知,救急医療システム(119番)への通報をおこなうとともに,気道確保,人工呼吸および胸骨圧迫(心臓マッサージ)により自発的な血液循環を回復させる試みを指し,医療従事者に限らず誰でも行える心肺蘇生法です。

心停止すると、何も救命処置を行わなければその時点から1分ごとに救命率が10%ずつ低下すると言われています。本講習では救急隊や院内の蘇生チームに引き継ぐまでにすべき下記内容について講義・実習を行います。(3時間程度。医療従事者に対しては日本救急医学会認定コースの受講証を、一般市民の方に対しては当法人認定の受講証を発行いたします。)

・基本的な心肺蘇生法が学べます。

・気道異物の除去やAED(自動体外式除細動器)での除細動を学ぶことが可能です。

・講義室での講義はほとんど行わず、実技実習を中心としたコースです。

・受講者は少人数のグループに分かれ、実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身に付けます。